キャンディーポップ・ハロウィン
「今の笑顔・・・すっごく可愛かった・・・。」

「・・・へ?」

わたしは、少し顔を赤くする。

「めっちゃ、可愛かった。」

フィナは、ぎゅっと手を握る。

「・・・。」

わたしは、フィナの笑顔を見て静かに笑った。





「フィナって、魔法界に帰るの?」

わたしと、フィナは歩きながら会話をする。

「うん、帰るわ。でも、いつでもこっちには来れるわよ。」

「・・・そっか・・・。」

わたしは、うつむく。

「どうかした?」

「なんか・・・せっかく、フィナと会えたのにまたしばらく会えないと思うと少しさみしくて・・・。」
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