キャンディーポップ・ハロウィン
「・・・。」

フィナは、そんなきららの姿を見て抱きつく。

「・・・っ、び、びっくりした・・・ど、どうしたんですか?フィナ。」

「きららって、わたしと初めて会ったのに嫌ってなんないんだなって、思って・・・それに、さみしいって言ってくれたことが少し嬉しくて・・・。」

「・・・。」

わたしは、ゆっくり目を閉じる。

いい匂い・・・やっぱり、わたしフィナと一緒にいると何か懐かしさを感じる・・・。

でも、何も思い出せない・・・なんで・・・。

「フィナ。」

「あら、キャンディ。」

「まったく、何してるですか。」

急に声を掛けてきた少女は、腰に手をあてながらフィナと会話をする。

キャンディ・・・?可愛い子・・・この子、誰だろ・・・。

「あれ?フィナ。その子は?」

「あ、キャンディ。聞いて!!見つけたのよ!この子が、星月きららよ。」
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