君の優しさに拳銃を突きつける










「俺と一緒に来る?」
































「……いいの?」







戸惑いがちに伝えた私に


颯君はあの優しい表情をみせた







































私がここで選択を間違えれば


颯君を傷つける



今の私には余裕を持てるだけの


時間なんてない


私が選ぶ道はきっと間違い


それでも


差し出された その手を


掴んでもいいですか?











< 10 / 155 >

この作品をシェア

pagetop