君の優しさに拳銃を突きつける
「確かめるなら本人にしたほうが
いいんじゃない?」
零の切り替えのおかげで
俺たちは何をするべきか
考えることが出来た
「だけど…何処に行ったんだよ」
「ごめん。裕ちゃん
僕がついていたのに……」
「違う…春斗
あの時動けなかった俺らに非がある」
「颯ちゃん…」
颯が覚悟を決めたからか
皆の雰囲気がかわる
「零と拓弥は蒼空の行方を追ってくれ
裕と春斗は襲ってきた奴等について
調べてほしい」
「「「「わかった」」」」
颯の指示で俺たちは直ぐに動き出す
年下のくせに時々
大人っぽいのはきっと
蒼空ちゃんを守りたいって想いが
強いからなんだろう
だけど俺もBROODY SWORDの騎士だ
姫を守りたいのは
お前だけじゃないんだよ
颯