君の優しさに拳銃を突きつける









苛つく





思い通りにならないことに



俺を忘れたという



目の前の女に



何もできない俺に















今さら


どう接したらいいのかなんて


わからない




優しくすればいいのか


冷たくあたればいいのか


それとも


関わらないように


したほうがいいのか…

















本当はこの世界の仕事なんて



させたくはない



できることなら



汚れなんて知らないままで



いてほしい






守られた籠の中で



誰にも傷つけられないように



閉じ込めておきたかった






























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