君の優しさに拳銃を突きつける
冗談を言っているつもりなんだろうけど
全く面白くない
こんなこと本人にだって言えない
どうにか蒼空を守れる方法は
ないのだろうか?
苦しむあいつを救ってやれる方法を
なんとか見つけなくてはいけない
早く 早く 早く 早く 早く
「焦るなよ」
「っ、」
いつもそうだ
俺が悩んでいるとき
かならず拓弥は俺に言うんだ
焦るなよ
それは俺の性格を知ってのことなんだろう
だから嫌いにはなれないんだ
「……………………………………ああ」