君の優しさに拳銃を突きつける
「まっ……待って颯君!
颯君のお家って?
今何処にいるの?
独り暮らししてるの?」
珍しく口数の多い蒼空に
口許を緩めてしまう自分
「独り暮らしではないよ
世話になってる人んとこ
大丈夫。安全なとこだから」
「……………………そう」
あれ?
なんか泣きそう?
なんで?
俺 余計なこと言った?
「……った」
「?」
「良かった。
颯君が無事で。」
「////」
これはヤバイな
不意打ちとかずるい
蒼空は知っているのだろうか
自分が可愛いことに
気づいているのだろうか
「ったく、
これは隅においておけないな」