君の優しさに拳銃を突きつける






そんな僕だから分かる







颯ちゃんのお姉さんは危険だ



あの子自身がではなくて



その周りの者たちが



僕達にとって危険な存在なんだ






颯ちゃんが蒼空ちゃんを此処に


連れてくると僕達に相談したとき


僕は反対しなかった




だって


颯ちゃんが決めたこと





僕が口出しする権利はない



あったとしても言わない



颯ちゃんがそうすると言うなら



僕はそれに従う











僕と裕ちゃんは此処にいる


皆を守る番犬だ






裕ちゃんが力で戦うなら


僕は知を使って戦う



僕が考えた抗争プランを


裕ちゃんが実行する




そうやって今までも此処を護ってきたんだ








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