君の優しさに拳銃を突きつける








「これ…どこに置いたらいいですか?」






こんな小さい女の子に



まさか








「いや……そんなはずは…」


「えっ?」





「なんでもない




それは……俺が置いとく」






俺は蒼空が持っていた大皿を受け取り



ひたすら考える



思い違いか?



偶然?














わからない















「颯」



「ん?どうした。零」






仕方ない



颯なら分かるかもしれない







「後で話がある」





「?……ああ。わかった」










颯は知っているのか?









拓弥さんや裕、春斗は?



気づいているのか?








< 58 / 155 >

この作品をシェア

pagetop