君の優しさに拳銃を突きつける
「これ…どこに置いたらいいですか?」
こんな小さい女の子に
まさか
「いや……そんなはずは…」
「えっ?」
「なんでもない
それは……俺が置いとく」
俺は蒼空が持っていた大皿を受け取り
ひたすら考える
思い違いか?
偶然?
わからない
「颯」
「ん?どうした。零」
仕方ない
颯なら分かるかもしれない
「後で話がある」
「?……ああ。わかった」
颯は知っているのか?
拓弥さんや裕、春斗は?
気づいているのか?