君の優しさに拳銃を突きつける
それでも
家に帰れば誰かが温かく迎えてくれる…
そんな夢みたいなことは起こらない
人が沢山いる家のはずなのに
返ってこない返事
罵るわけでもなく憎まれ口を
言うわけでもなく
何も言わない
私に対する無言
それは存在を否定するだけでなく
そもそも私がいないのが前提かのように…
何処にも私の居場所なんてない
そんなの必要ともしていない
淋しいも悲しいも辛いも
怒りや苦しみの感情は
全部何処かにおいてきた