君の優しさに拳銃を突きつける
「ううん…何でもないよ」
周りに聞こえないように
小さな声で零君の質問に答える
「………………そう」
「零君、英語上手なんだね」
「別に…
あんたは平気なの?」
「え?なにが?」
「……………………わかんないならいい」
始めてまともに会話を繋ぐことが
出来たことに嬉しくなった私は
周りが見えなくなっていた
だから気づかなかった
私に向けられた
嫉妬と憎悪の視線に
「っいた」