君の優しさに拳銃を突きつける








「あんたさー、朝霧君と話すの止めてくれない?」



「さすが淫乱女とは思ったけど


朝霧君まで巻き込むなよ!」





やっぱり周りから見たらそうなんだ



私が皆を巻き込んでる





そうやって見えるんだね






まちがいじゃない










「…………………………」








女子生徒はいつの間にか居なくなっていて



残ったのは水を被った私だけ












どうしよう



みんなのとこに行かなきゃ












「着替え…持ってきてない」






このままの姿でいけば



驚かれて問いただされる





「運動着…………でいっかな」








私は人目につかない道を通って



更衣室に移動した









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