ほろ苦い蜜の味




「あ……」



二人は自分の世界に入ったように水を掛け合いっ子してた





その光景を見たくなかったから、あたしは目をそらした





そして、見えたんだ…












目の端っこで二人がキスをしているのが…











「っ、」




あたしはその場から逃げ出したかった



「やめて!」と叫びたかった





でもそれは許されない…







だってあたしは振られた側の人間…



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