ほろ苦い蜜の味



それから、一週間がたった今日



「りか、おはよー!」



「愛、おはよう!」



「今日も寒いね〜」


「愛に抱きつこう!」


と、言いながらあたしは愛に抱きついてじゃれて遊んでいた



「あ、てか知ってる?隣のクラスのあかねちゃんの好きな人」


と、ふと思い出したように愛は言った


「え?あかねの好きな人?知らない」



「噂になってるんだよ!」


「誰なの?」


「和樹らしいよ!!」



「え…?」



愛が出したその名前にあたしはドクンと胸がなった


「和樹くんて愛が好きなんじゃないの?」


「あぁ、うちらはもう終わったよ」



< 6 / 100 >

この作品をシェア

pagetop