嘘つきな愛の詩


「ああいうのは、ちゃんと断らなきゃ…って…


聞いてる?」


呆れ顔の先輩。




初めて見た‼


先輩の呆れ顔っ‼


きゅんきゅんです‼


…っじゃなくて⁈



「せ、先輩っ‼なぜ!ここに?」

「先輩?…ああ…」

一瞬、不思議そうな顔をして見せた先輩は突然、いつもの優しい笑顔を見せた。



「君の顔が見たくて…」

「へっ⁉」


今…なんて⁉

なに?

これは

夢か幻ですかっ⁈



またしても開いた口が塞がらない私に
先輩は部屋の方をちらっとみると

「入ってもいい?」と聞いてきた‼


なにこれっ⁉


一体、どんなシチュエーションですかっ⁉


「ち、散らかっておりますが…ど、どうぞ!」


もう何が何だかわかんないけどっ

夢か幻なら

たまにこんな夢を見たって罰は当たらないよね⁈



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