嘘つきな君


ベットに座ってぼーっとしてたら
部屋をノックする音


「ミレイちゃん」


「もう、遅いよ。はい!」


満面の笑みで薬を混ぜたお酒を渡す



「ん?」

「私がバーで作ってきたの。
飲んで欲しくて」


おじさんは少し顔を赤くしてそのお酒を飲み干した


「シャワー浴びてくるね」


……はやく帰りたい


美代さんや渉さんの顔が頭にちらついて、時間とともに罪悪感が募ってくる


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