嘘つきな君


「……正直、あんたに太陽って名前全然似合ってないって思ってたけど」


「うるせぇな」


「笑った顔にはあってるよ」


「……うるせぇな」


襟足を触りながら私の横を通って休憩室から出ていく後ろ姿



「……さ、店に戻ろ」



裏口から出ていつものように店に戻った









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