恋するキミの隣で。~苦さ96%の恋~
オレの言葉に、高遠は少し眉をしかめてから頷く。
「まぁ……そうだな」
その答えに、胸をなで下ろしたのも束の間、話は変な方向へと進んでいく。
「じゃあ生徒はどうですか?
センセー結構人気あるんですよー」
「そうそう!なんか大人でいいって噂されてますよ~」
高遠相手に最初はビクビクしていた生徒が次第に悪乗りし出す。
フォローしようとしたのに思わぬ方向に流れ出してしまった話題に、オレはハラハラしながら高遠の答えを待った。
まぁ、高遠が小林の事でボロを出すなんて思えなかったからそこまで心配はしなかったけど。
だけど。
「生徒なんて問題外に決まってるだろ。
バカな事で騒ぐんじゃない」
あまりにもキツい高遠の言葉に、オレは言葉を失った。
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