私達はただのおもちゃ【完】





「もう、あのときは本当にあり得なかった。




あぁ言うやつは絶対に誘いたくない。」





友達はそう言うと、黙ってしまった。





「まあ、確かにそうだよね。」




私は同意すると、ふと思った。




「ねえ、部活の時もさ、咲彩ちゃんがいたとき、雰囲気悪くなかった?」




「あ、確かに、○○が副部長やめそうになって練習中断して何日も話してたし、グループに別れて大喧嘩もしたし。




全部咲彩がいたときの出来事じゃん。」





そう!それが言いたかった!





「だよねー!あー、本当にイライラする!




マジ嫌い、本当に嫌い、大嫌い。」





「夜那って、誰かのここが好きでここが嫌いだって言うけどさ、咲彩の場合全部嫌いそうだよね。」




「当たり前。」




「ま、好きなとこ見つけてあげ「無理。」…。」




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