私達はただのおもちゃ【完】






これは、あとから夏月に聞いた、咲彩ちゃんが言ってた出来事です。




覚えているのは少ないですが、どれもムカつきます。








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廊下の掃除が一緒になったとき、咲彩ちゃんは夏月にこう言っていたようです。




「夜那さ、めっちゃうざいんだけど、私たちが同じ掃除場所なのに何であいつまで来んの?めっちゃ邪魔。」




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これは、咲彩ちゃんが髪を切ったばかりの時です。



まず、私と、友達の会話から。




「ねぇねぇ。」





「ん?なに?」




「あ、ごめん、咲彩ちゃんかと思った!後ろ姿めっちゃにてるね!」




これは、ムカつきましたね。友達にではなく、間違えられたことに。




そして、これは咲彩ちゃんと友達の会話。





「咲彩ちゃん!」




「あ!なに?どうしたの?」





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