私達はただのおもちゃ【完】

｢咲彩ちゃんの後ろ姿ってさ！夜那ににてるよね！｣





｢そ、そうかな？｣





｢うん！じゃね！｣




この会話のあと、咲彩ちゃんは夏月にこう言ったそうです。





｢ねえ、夏月きいてよ！私、後ろ姿夜那に似てるってさ！マジ最悪なんですけど。侮辱された気分！何であいつは私と同じ髪型なのよ！同じにすんなっての！｣




はい。ひどいですね。




私の髪型ボブなんですが、咲彩ちゃんは髪を切る前、肩より髪が長かったんです。




ある日髪を切ってきた咲彩ちゃんが夏月に似合ってるか自慢してきました。




それもムカつきますが。





先に髪をボブにしていたのは私なのに、なぜ私がディスられなければいけないのでしょう。




同じ髪型なのよ！とか、同じにすんなっての！とか、意味不明ですね。





咲彩ちゃんが真似してきたのに。




侮辱された気分なのはこちらです。




はぁ。