私達はただのおもちゃ【完】
「ねえ、夜那、さっきはどうしたの?
そんな痛くなかったんじゃない?
何で泣いてたの?」
あ、さっきの二人…
やっぱ涙見られたか…
まぁ、適当にごまかせばいいや!!
「あー、ちょっとツボに入っちゃって…
痛かっただけだよ」
―チラッ
ふぅ~、夏月達には聞こえてないみたい
良かった
「夜那、それだけじゃないよね?
絶対何か隠してるでしょ?いつもより元気
ないもん、どうした?話したかったらいってね
聞くから」