こいつは俺が一生面倒みるから
竜己が佳奈にスマホを渡したら佳奈がラインを開けて花歩をラインに追加してに何かしらの文を打っていた。

「なにやってんだよ？やめろー！」

そのときはもう遅かった。

佳奈は「今日の朝の竜己だよろしく。佳奈から教えてもらった。」
と、送っていた。

「へへへっ！遅いから悪いんだよ～？」

佳奈はそう言って笑った。

「おぃ…笑えねー」

そういっていたのもつかの間、開けっぱなしのラインがスポッっという音をたててメッセージを表示した。

「あ、はやっ」

そこには「よろしく～。佳奈と知り合いなんだねー。今度三人で出掛けようねー」と書かれていた。

これは夢だ。きっと夢なんだ。遅刻とかあり得ないもんな！俺にこんな嬉しい誘いが来るとかあり得ないもんな。いつも良くわからない人に話しかけられたりして、気になる人には振り向いてもらえない俺が…。多分今、ほっぺを叩いたら起きるに違いない。よし、起きよう。

そうして、ほっぺをこれまでもかと言うくらい強く叩いた。

「！？どうしたの？？」

佳奈はいきなり竜己がほっぺを叩いたため、驚いていた。勿論、竜己も驚いていた。

え…現実なのか…。現実か…。てことは、俺の青春が始まったのか！？

その日から竜己と花歩はずっと連絡を取るようになった。そして、土曜日にデート？することになった。
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