こいつは俺が一生面倒みるから

まさか、彼氏がいるなんて…でも、普通彼女が他の男と遊ぶって言ったら止めるよな？何でいいんだろ…人それぞれか。

帰り道竜己はずっと落ち込んでた。

「竜己！？どうだった？？」

そこに佳奈が来た。

「おぅ。彼氏が出来てた。お前はどうしたんだよ？」

「えっと…その…まぁね！」

「どうせ二人にしようとか思ったんだろ？ありがとな。今回俺、勝ち目ねーわ」

竜己は根はとっても優しいため淳とラブラブな花歩を困らせてはいけないと思い手を引こうとしていた。

「そうなの！？もう、諦めるんだ」

「もうってなんだよ。俺的にも考えてんだよ」

少しいらっときて竜己はぶっきらぼうに言ってしまった。

「ふーん。そうなんだ。まぁ、後悔はしないようにね」

「お、おう」

早く帰んねーとやベーな。

「んじゃ」

「あの！さ、明日って…空いてる？」

帰ろうとした竜己を佳奈は止めた。

「明日？空いてるけど？」

「じゃあ、さ、花火大会…あるじゃん？見に行こうよ」

「りょーかい。ラインするわ。じゃぁな」

何で俺なんかを誘うんだろ…。まぁ、いいか…。

その日は寄り道もせず帰って佳奈にラインをして終わった。