満月の下の狼
どくんっ。どくんっ。どくんっ。
心臓が鳴り止まない。どんどん鼓動が高くなる
見つけた。やっと見つけた。
探し廻っていた人物を…
海を殺した奴を…!!!!
だけど、やっぱり車がバイクを追い込めるはずがなく、
バイクが狭い道路に入っていき逃げられた。
光夜「すまねぇ。逃げられちまった。」
美月「ううん、全然大丈夫。ありがと」
蒼空「あいつがいたの?」
うん。多分、いいや。絶対あいつだ。
あたしはあの背中を忘れるはずがない。
顔は見えなかったけど、確信はある。