満月の下の狼
けじめ
美月「おまたせ。」
あたしは、龍覇たちの所を離れて、
少し早めに来ていた狼牙の皆のところに行った。
滉「おう。あいつらが龍覇か?」
美月「うん。そうだよ?」
滉「そっか。で、“あいつ”が居たのか?」
そう。あたしが今日家に帰ってきたのも、
狼牙の皆も連れて来たのも、
全部親父に“あいつ”の事を話すためだ。
美月「ああ。」
そういい、あたしは親父を呼んで、
狼牙の皆と奥の部屋へと入っていった。