満月の下の狼

滉「おかえり、なんの話してた…
殴られたのか…?」

早速滉は殴られた事に気づいたらしい。

ま、こんなに腫れ上がってたら気づくか。

美月「ああ。本気で殴りやがった。
あの、クソ親父。」

春洸「なんで、殴られの?」

そう真剣に聞く春洸。

美月「けじめだって。海の事で。」

そう、あたしは少し俯いて答えた。

春洸「なんで、美月だけ!あれは俺達の
責任でもあるんだっ!」

そう言い、親父の元へ向かおうとする春洸。
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