満月の下の狼

光夜「あの日から、あのバイクを追いかけてから…変わったぞ?お前。」

だけど、今日の光夜はなにか違う。
いつにもましてしつこく聞いてくる。

なんか、気付かれたかな…?

美月「何言ってんの。なーんも変わってないよ?いつも通りのあたしだよ?」

でも、気づかれたらいけない。絶対に。

光夜「俺らには…俺には頼れないのか…?」

そう、切なそうに言う光夜。
こっちまで切なくなってくるよ…

美月「頼るも何も頼る事がないんだもん。」

そうあたしは言い放った。
仮でも仲間であろう人に…。

光夜「どうして、俺らには何も言わないっ!俺らはお前の仲間じゃないのかっ!!??」
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