満月の下の狼

春洸「美月かっ!?絶対来んじゃねぇぞ!!俺なんか助けにくんじゃねぇ!」

は…?助けに来るなだと…?

春洸「こいつら…2000人なんて言ってたけど、そんなもんじゃねぇ!!
本気で俺達を潰そうとしてんだ!
だから…!ガハッ!」

春洸は言葉の途中で誰かに殴られたみたいだ。

何言ってんだ。仲間を見捨てるほど、
あたしは腐ってないよ。

美月「まってろ!ぜってぇ助けにいく!」

春洸「バカッ!来るんじゃ…」

ブチッ。あたしは春洸の言葉も
聞かずにケータイを切って走り出そうとした。

が…
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