満月の下の狼
決着
美月「涼太…」
涼太「あ?」
あたしは1番近くにいた涼太に
声をかけた。
美月「あたしが…あたしじゃなくなったら何をしてでもあたしを止めてくれ。
これは、狼牙の総長としての命令だ。」
涼太「わーったよ。総長からの命令なら
断れねぇ。」
そう言って涼太は深く頷いた。
ありがとな…。
あたしは心の中でそう呟いて鬼乱の
倉庫まで急いで向かった。