満月の下の狼
い…た…。
そこには手足を縛られていてボロボロに
なった姿の春洸がいた。
美月「春洸っ!!!!」
あたしの呼んだ声で春洸はこっちに
気付いたみたいだ。
春洸「な…んで?なんで来たんだよっ!
来るなっていっただろ!!」
美月「あほかっ!てめぇは!!
なんで見捨てなきゃいけねーんだよ!
俺達は仲間だろ!!」
あたしは思ったことを全部吐き出した。
春洸「み…つき…。」
その声に春洸は唇を噛み締めて俯いた。
鳥羽「あのさ~そんな友情ごっこやめてくれないかな~?反吐がでる。」
ヘラヘラした口調で倉庫の中から
鳥羽が出てきた。