満月の下の狼

男が美月を挑発したようで、
美月の殺気が一段とすごくなった。

それに狼牙の人たちが必死に止めようと
しているのに声が届いてないみたいだ。

時雨「美月が…。どうしよう!光夜!」

俺達だって、何かしたい。
したいけど…。

“俺達に出来ることはなにもない”

そう思った瞬間、

どがっ。

仲間の赤髪が美月の頬を思いっきり
ぶん殴った。

爽「仲間わ…れ?」

そう思ったけど、何かが違う。

それにもう1発なぐり胸ぐらを掴みあげた。

それに対して美月は大人しくなった。
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