満月の下の狼

滉「春洸っ!」

バンっと勢いよくドアを開けるとそこには
朔夜と蒼空と話している春洸がいた。

よかった…。無事で。

春洸「ごめんな?俺のせいでこんな事になっちまって。」

と申し訳なさそうに謝る春洸。

涼太「何言ってんだよ。もともと乗り込むつもりだったろ。」

とぶっきらぼうに言ってる涼太だったけど、少し安心した顔をしている。

春洸「で、美月は?なんで美月がいねーの?」

……。

美月の名前が出た瞬間皆は一斉に黙った。

春洸「なんで黙んの…?もしかして、」

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