満月の下の狼

違う。違う。
こんなこと言いたい訳じゃない。

皆はそんな事しないってわかってるのに。

美月「所詮一緒なんだろ!?」

言葉が止まらない。

時雨「美月…俺らはっ…!」

時雨の苦しそうな声が聞こえてくる。

わかってるのに。

怖い。龍覇の皆が離れていくのが怖い。

そう思った時…

フワッと光夜があたしの体を優しく
抱きしめた。

美月「こ…うや。」
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