満月の下の狼

美月「じゃぁ、敬語にしようか?」

凪沙「くくくっ。いや、いいんだ。
タメでw」

なに、笑ってるのかこっちにはさっぱり
分からない。

凪沙「ほんと、美月ちゃん面白いねw」

美月「って、なんで名前知ってんの?」

チョイチョイ、凪沙はあたしの横にある
カバンを指さした。あー…そういう事か
あたしは納得して頷いた。

凪沙「そろそろ、俺行くね〜。」

凪沙はおもむろに立ち上がり言った。
良かったぁ、バレてなかった。あたしは
凪沙の一言にホッと胸をなで下ろした。

が、それもつかのま次の一言で
崩れ落ちることとなる。

凪沙「あ、それと眼鏡とマスク外してた
方がかわいいよ?じゃまたね。」

うわぁぁぁ!やっぱりバレてた!!!
どうしようどうしよう。でももう、会う事
もないよね…?またねとか言ってたけど。
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