満月の下の狼

蒼空の方も一緒で何を言ったかは
分からないけど、抱きつかれていた。

やめろぉぉ!抱きつくな!臭い!臭い!
香水臭い!!

さっきやっとお客さんから離れて貰えた
のに、今度はお前らかよ!
こんなの生き地獄だ!

蒼空も同じ事を思っているであろう。
顔が真っ青だ…。

どうやって切り抜けようか考えてると、
廊下からピンクの声援が聞こえてきた。

そこには…。

美月「龍覇…。」
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