太陽のような君へ
タイトル未編集



去年、家から自転車で15分の高校に進学した。
今日から俺も高校二年生。

この一年で身長は170cmまで伸びた。
中学生のころ、周りにチビとからかわれていたのが懐かしく感じる。

そんなことを考えて自転車にまたがった。


「日向!話を聞きなさい!ちょっと待って!!」

バタン!!!

隣の家からだ。
母親の話を遮るように玄関のドアを勢いよく閉め駆け足で学校へ向かおうとする女の子。
昔と格好も性格も変わってしまった俺の幼馴染。


あいつがああなってしまってから毎日一緒にいた俺たちは関わることも目を合わせることもなくなった。

< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop