先輩、ちょっと待って下さい!



「以上です」



「……よし、席に戻っていい」



席に戻ると、目の前のなっちゃんが笑っていた。



口パクで“おつかれ”と言っていた。



今日も気疲れしたな。



それにしても、さきほどの耳元で囁いた竜也先輩の“花子”は、何だったの。



変な声出してしまった。



今日は寝れそうにないだろうな。





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