先輩、ちょっと待って下さい!



結局、生徒会室に残ったのは私と竜也先輩だけだった。



2日連続かい……。



今日もチョコレート買わないと……。




「花子」



「はい?」



竜也先輩が何か言いかける前に、生徒会室の扉が開いた。



「よっ!今日も居残りですか!」



現れたのは、担任の吉川先生だった。


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