先輩、ちょっと待って下さい!



「先生、セクハラになりますよ。気を付けてください」



竜也先輩が、クールな眼差しで先生を見上げる。



静かに怒ってる、そんな感じ。



「セ、セクハラだと!!そんなつもりはなかった……藤堂ごめんな」



「え?あぁ、はい……」



セクハラとまでは、思ってないけど、ボディータッチは気になってはいた。



先輩、いま助けてくれたんだ……



意外と優しいんだ……。



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