先輩、ちょっと待って下さい!



「二人ともあんま遅くまで残らないで、帰れよ!じゃ!」



吉川先生は、逃げるように生徒会室を出ていった。



再び、沈黙が流れる。



先輩を、チラッと見ると物凄く不機嫌オーラが出ていた。



どうしよう。私のせい?



「あの……」



先輩が私の方を向く。



やっぱり、その顔は明らかに怒っていて私は泣きそうになった。



怖すぎる。


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