先輩、ちょっと待って下さい!
第2章 強引な告白



「やーっと、生徒総会終わったね。当分、落ち着くね生徒会の仕事も」



なっちゃんが、あくびをしながら言った。



生徒総会までの日々は先輩と二人で残ることが多く、その度二人で帰った。


そんな日々ともおさらば。



何故なら、生徒総会が終わったら学園祭までしばらく生徒会の仕事は落ち着くのだ。


もちろん仕事はあるけども。残ってやることは少なくなるだろう。


気持ちは安堵感に包まれていた。



「特に、花子は誰よりもお疲れ!竜也先輩のお気に入りだから一緒に残らされてて、可哀想だったね」



「お気に入りではないと思うんだけど…」



「いやいや、竜也先輩って案外分かりやすいんだよね~」



と、なっちゃんはニヤニヤしていた。



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