先輩、ちょっと待って下さい!



「昨日が締め切りだったはずだ。それなのにまだ完成もしてなかったのか」



「すみません……」



私は、泣きそうな声で謝った。



あと一時間で、完成させて先輩にチェックしてもらって、印刷すれば何とか……明日配れる。



「早急にとりかかれ」



「はいっ」



皆の視線をたくさん感じながら、席へと戻る。



なっちゃんも心配そうな顔をしていた。



あーぁ。またやっちゃった。




どーして私はいつもこうなんだろう。




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