恋に落ちるなら君がいい



きっとそれは



君も同じ。


だから


聞いて来ないんだろう?


どうして結婚しちゃったの?

どうして結婚してるのに

私と会ってるの?って…。



俺たちはそう…


昔から弱い者同士。


強がる事はできても

弱いから

寄り添って

伝わる愛情にしがみつく。


俺は…君をあいつから奪いたい。


けど

恐いんだ。


また君に全てを捨てさせることが…。


そして

裏切った俺のために

君がもう一度

そんな覚悟を持ってくれているのか。



「ねえ、澪。このままどこか…

誰も俺たちを知らない所に逃げれたら…


幸せかな?」



ぼんやりと

言葉にしていた。



夢でもいいから。「そうだね」って言って欲しくて。






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