恋に落ちるなら君がいい
自分のした事に後悔はない。
そう言ってられるのは…
まだ彼女が俺の籍にいるからだろうか。
だけど
幸せになって欲しい。
例え彼女の選んだ男があのバカ男だとしても。
それが彼女の幸せなら。
それが1番俺にとって後悔のない選択のように思える。
そう…
例え君の相手が
あの青臭いバカ男でも…っ‼
「し、社長…⁈」
突然、背後から聞こえた秘書の声に振り返る。
「なんか用か…?」
「あ…
なんか窓をぶち破ってしまいそうなオーラを放ってた気がしたんですが…
…
…
私の勘違いですね。
下にお客様が見えてるようなんですけれども。
どうなさいます?」
「客…?
分かった。通せ。」