恋に落ちるなら君がいい


一緒に買い物に行って

一緒に食事を作って


お互いのやりたかった後悔から少しずつ初めて


感じたのは

一日

一日

軽くなる心の負担。


布団は並べてふた組買って。


ここは意見が割れたけど、慧の気持ちを優先させて狭い狭い部屋を陣取るベビーベッドも買った。


私は

布団を川の字に敷きたかった。


寝付けない夜は朝までお喋りをした。


手をつなぎながら眠った夜もあった。



後悔も何もかも

抱いてる気持ちをぶつけあって


そんな日々を重ねるうちに


語るお互いの将来に


お互いの姿は無くなっていった。


それと同時に

自分の…

私の心にいつの間にいた

大切な人の存在に

ゆっくり

時間をかけながら気付いていった。


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