恋に落ちるなら君がいい


呑気ながらも頑なに結婚すると言い張る澪に美和も半ば呆れながら「分かった。」と呟いた。


美和ちゃんには私の気持ちはきっと一生分からない。



だから


伝える必要もない。



それよりも

名無しのごんたさんが本当にお嫁にもらいに来てくれるのか。


そっちのほうが心配なんだ…。



返事はいつ。


どうやってくるんだろうか。


社内新聞に載るんだろうか。



頭の中はそんなことでいっぱい。

結婚がしたい。


幸せになりたい。



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