恋に落ちるなら君がいい
昨日の散歩いらい胸に何かがつかえたような気分が抜けなくてため息をついた。
仕事に身が入らないなんて…いうほどのものではないけれど、籍をいれてから昨日まで彼女と会わない限り、思い出すほどの存在でもなかったのに
頭のどこかに昨日の彼女の姿が残ったまま浮かんでいる。
取り引き会社の社長に会いにいくために社長室から出てエレベーターに乗り込むと、無意識のうちに3階のボタンを押していた…。
3階は
彼女が働いているフロアだ。
何のために3階のボタンを押したのか自分でも分からず、すぐに1階のボタンを押したけれど
3階でエレベーターがの扉が開くと
エレベーターを下りずにはいられなかった。
まあ、たまには下の人間の働く姿を見るのも悪いことではない…。
そう思い、彼女の働く広告部に顔を出すと、みんなが突然、緊張した面持ちで俺を見た。
うん。
良い反応だ。