恋に落ちるなら君がいい
だけど、それにしても彼女がああやって食事に誘われるということは…
彼女はモテるほうなのだろうか。
容姿は特に気にはした事はなかった。
ただ、華奢で小さくて白い…。
小学校の頃に飼育員をしていたときに世話をしていた…
そう
例えるならウサギの中でもまた小さいウサギのような印象だ。
彼女が男と食事に行くかどうかはどーでもいいが…
ふと胸ポケットの携帯を思い出して取り出す。
彼女の連絡先さえも聞いていなかった。
いや、本当にどーでもいいことだけど…
同居人として、連絡先くらいは交換するべきかもしれない。
そんな事を考えてると
「じゃあ、とりあえず…決まったらメールいれといてよ」と、相手の男の声が聞こえて
少しだけ不愉快な気持ちにさせられた。