恋に落ちるなら君がいい
それは嫉妬なんかではなくて
食事に誘われたら困るような相手とわざわざ彼女が連絡先の交換をしていた事への不甲斐なさだ。
彼女にとってその相手の連絡先が何のメリットになるのか…
ただ、面倒事を自ら作ってるだけじゃないか…。
「要領の悪い子なんだな…」
ふぅっ…と小さなため息が自然とこぼれていた。
声をかけるのはやめにしよう。
そんな気分でわない。
無駄な時間を過ごしてしまった。
そう
お互いのプライベートを干渉し合うなんて効率の悪い事は嫌いだ。
干渉は時に心の繋がりがあることのように思えるけれど
干渉の大半は、大抵お互いのストレスにもなる。
意味のないことだ。
俺はそれを幼い頃から知っている。